2013年5月29日水曜日

人間は考える葦である

http://ja.wikipedia.org/wiki/ブレーズ・パスカル。人間はひとくきの葦にすぎない。自然のなかで最も弱いものである。だが、それは考える葦である。彼をおしつぶすために、宇宙全体が武装するには及ばない。蒸気や一滴の水でも彼を殺すのに十分である。だが、たとい宇宙が彼をおしつぶしても、人間は彼を殺すものより尊いだろう。なぜなら、彼は自分が死ねることと、宇宙の自分に対する優勢とを知っているからである。宇宙は何も知らない。だから、われわれの尊厳のすべては、考えることのなかにある。われわれはそこから立ち上がらなければならないのであって、われわれが満たすことのできない空間や時間からではない。だから、よく考えることを努めよう。ここに道徳の原理がある。— パスカル、『パンセ』、前田陽一、由木康訳、中公文庫、1973年、225頁。なにが考えるな、感じろだ。恥を知れ!!

0 件のコメント:

コメントを投稿